石灰石

悠久の時の彼方から贈られ−無限の未来を拓く−石灰石。

  最近の地質学説によると、日本列島の一部は古生代後期には海山群として赤道付近に生まれ、これが北上してアジア大陸に衝突、海山上部の堆積岩が、プレートの沈み込みと同時に陸上に押し上げられたといわれます。

 その中には、古生代から中生代にかけて南方海底で繁茂した珊瑚、石灰藻、フズリナなどが堆積してできた石灰岩がありました。石灰岩を中心に、輝緑凝灰岩やチャート、砂岩、泥岩等からなる武甲山周辺の地質分布からもこの形成過程がしのばれます。

 石灰石はわが国が輸入に頼らない貴重な地下資源で、その特性に応じて、鉄鋼、化学工業、パルプ工業などの生産材、セメントや骨材などの建設材、また農業、食品、医薬品、水処理、公害防止の中和剤など広い分野で活用され、産業と生活に多彩で無限な可能性が期待されています。