選鉱

地下深く営まれる技術のダイナミズム。

選鉱の様子:一次破砕室・中央制御室・秩父石灰工業社プラントと当社終点タンク 立坑式階段採掘法も元来、自然の保護や安全と合理性の追求から生まれました。武甲鉱業は立坑底の破砕・選鉱設備にダイナミックな技術の粋を集め、生産能力の増大を計るとともに、省力化、坑内無人化を実現しています。

 立坑に投入された鉱石は小割室に送られ、800mm間隔グリズリに残る大塊は、中央制御室から遠隔操作式ブレーカで砕かれます。ついで1 次破砕室で150mm以下、さらに2 次3 次クラッシャで80mm 以下に破砕され、30mm 以下の大部分は太平洋セメント社埼玉工場向、他は3 次篩で20mm 以上と以下に分けられ、別々に坑内外タンクに貯鉱され、20mm 以上は秩父石灰工業社、他は地元各需要先に送られます。

 破砕・選鉱設備の運転操作は長距離ベルトコンベヤを含めて中央制御室で集中制御され、ここに集められた各種運転データをコンピュータによって自動解析するなど、運転・貯鉱・出荷の総合管理システムが確立しています。




フローシート

鉱山断面図@立坑
A小割室(遠隔操作式プレーカ)
B1次スカルピングスクリーン
C1次クラッシャ(DTジョーCr.)
D中間スクリーン
E2次スカルピングスクリーン
F2次クラッシャ(DTジョーCr.)
G3次クラッシャ(インパクトCr.)
H坑内貯鉱槽
I3次スクリーン
J中間タンク
K終点タンク
L出荷タンク
Mトラック出荷
N屋外置場
O Y-1BC
P Y-2〜 Y-4BC
Q毛呂山貯鉱場
R Y-5BC
S Y-6BC